2004〜2005年度グレンE. エステスSr.RI会長重点活動項目

活動項目水-その限られた資源-

水−−その限られ

■RI水資源タスク・フォース 第3ゾーンゾーン・コーディネーター

                 近藤 眞道(高槻西RC)

「水は地球上の我々人類にとっていまや大きな問題」――そう言われても、我々日本人にとっては実感がわきません。汗をかき自宅に戻ればゆっくりとお風呂で疲れを癒す、ゴルフのあとでのお風呂とシャワー、そこに一杯のよく冷えたビールがあれば最高のひと時、時には荒れ狂う自然もその多くが水によるもの、台風による水害、大雨による土砂崩れ、大量の水が災害を及ぼしこそすれ、水が足らなくて困ることはまれな日本。山は緑にして川は澄み、雪を頂く山々からは一年中清らかな水が我々を育んでくれます。水、それはわれわれ日本人にとっては『当たり前』の存在でしかありません。でも、世界ではまったく事情が異なっています。いまや、水は地球的規模で大きな問題になろうとしています。

国際ロータリーでは2004〜05年度、この『水資源問題』をRI会長重点活動項目の一つとして取り上げました。本年度グレンE. エステスSr. RI会長はこれらの重要事項をより具体化するため、タスク・フォースを設置、RI各ゾーンごとにコーディネーターを任命し、各地区・各クラブレベルでこの『水資源問題』に取り組んでもらいたいとの強い要望を打ち出しています。今春アナハイムの国際協議会での席上、マジィアベ前RI会長がロータリアンが2004〜05年度、我々の使命としてこの水資源問題に取り組んでもらえるように、具体的な事例を挙げて説明しています。以下はその要約です。

「アメリカの発明家、ベンジャミン・フランクリンの言葉に“井戸の水がなくなって初めて私たちは水の重要性を知るのです。”という言葉があります。いま世界の多数の人々にとって井戸は枯れ、そして汚染されているのです。今世界で起こっている恐ろしい状況に目をやってください。開発途上国人口の約半数が汚染された水を飲み何らかの疾病を持っています。事実それら途上国における疾病の約80パーセントの原因は汚染された水により引き起こされたものです。そして、それらは抵抗力のない子供たちに於いてもっとも深刻です。世界のどこかで今この時に水を原因とする疾病により、8秒に一人の子供がその幼い命を亡くしています。人間の生存にとって、安全で清潔な水は欠くことのできないものですが、それ以外にも水は不可欠な存在です。よりよい衛生環境の保持、穀物生産用灌漑用水として、あるいは家畜用として‥‥水は常に我々生存の基本であります。これらの現状を知れば、われわれロータリアンがこの「水資源問題」に関わりそして対処していかなければならない理由が理解できるでしょう。国連によると、水に関わる紛争が近い将来国家間の武力紛争の原因になるであろうと報告されています。」

更に続けてマジアベ前会長は「すでに国際ロータリーはこの緊急を要する地球的課題にリーダーシップを発揮して来ました。世界的規模で、多くの地区、クラブが多数の「ウォーター・プロジェクト」を 成功裏に実行しています。インドに於けるヒ素浄化システム、ガーナにおける浄水設 備、あるいはホンジュラスにおける重力式砂工法浄水場プラントなどの多くの成功例が 報告されています。」
このように世界では、「水問題」は人類生存にとって大きな危機をはらんだ問題になろう としています。山紫水明の地、日本。この水豊かな地に住む我々にとっては「水問題」は 「他山の火事」でしかないかも知れません。しかし、水豊な国に住み、水の恩恵をもっとも 受けている我々こそ、水で苦しむ世界の人々に手を差し伸べなければならないのでしょう。
幸いにもこの2660地区では、宮田Gも本年度活動の柱の一つとして「水資源問題」を取り 上げていただけるようです。私も微力ではありますが、当2660地区WCS委員会と緊密な 連絡をとり、当委員会の下、協力させていただく所存であります。
各クラブにおかれましては、是非今年の活動の一つとして「水 ―その限られた資源―世界の人々にもっと水を」をテーマとして奉仕活動をしていただきますようお願い致します。